プエブラ

(Puebla)

　名峰ポポカテペトル山を隔てた、メキシコ市の東隣の盆地にある都市。
　首都とメキシコ湾岸の貿易港ベラクルスを結ぶ交通の要衝にあることから、植民都市として1531年以来の古い歴史をもっている。
　旧市街には色彩豊かなタイルに飾られた重厚なコロニアル建築が建ち並び、人口100万人を越えるメキシコ有数の大都市ながらメキシコ市ほどの雑踏は感じられず、じっくり歴史ある街並みを探索できる。
　さらに、郊外の盆地内には、先住民の都市跡の上にカトリック教会が建っているチョルーラのほか、壮麗なウルトラバロック教会を有する村も点在し、とても見どころの多い場所である。
　また、プエブラは煮込んだ鶏肉に特産のソースをかけたモーレ・ポブラーノなどの、メキシコを代表する料理の発祥の地とされ、食の都としても知られている。昼は街並に見とれ、夜は料理に舌鼓を打つ、広いメキシコの中でも最高の観光地の一つと言えよう。

規模　　　★★★☆☆
活気　　　 ★★★☆☆
居心地　　★★★★☆
観光名所　★★★★☆
交通の便　★★☆☆☆
一口コメント：メキシコらしさが詰まったような街。首都の喧騒がわずらわしい人にもおすすめ。