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| ほとんど知られていないが、プエブラにはメキシコ最大の鉄道博物館がある。旧市街から少し西に離れた街中、1869年から1975年まで使われていた旧プエブラ駅を利用したもので、ホーム跡にメキシコ各地で走っていた車輌が所狭しと並べられている。 展示されている車輌は蒸気機関車が多いが、それ以外にもディーゼル機関車や客車・貨車もあり、いろいろな車輌を見ることができる。上の写真は電気・蒸気・ディーゼル機関車が並んでいるところを撮ったものだが、メキシコの鉄道はアメリカ同様電化区間が非常に限られているため、電気機関車は珍しい存在なのである。 現在メキシコの鉄道はほとんど貨物輸送のみとなってしまい、列車で旅することが不可能になってしまった。そのため、あまり充実した施設ではないが、この国で鉄道に触れられる貴重な場所と言える。入場無料なので、鉄道ファンならずとも、脚を伸ばしてみる値打ちがあるだろう。 （2005.12 撮影） |
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| 鉄道博物館に展示されている車輌は、オーソドックスな客車から郵便車、映画フィルム運搬車や操重車のような事業用車まで幅広く揃っている。 これは貨物列車の車掌車とのことで、車内に簡素なテーブルや寝台が設置されている。ただし、中央部が二階建てになっており、わざわざそこに窓がついているところから、実際は何かの測定をする試験車の可能性がある。 （2005.12撮影・D） |
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