２日目 （6/17） はるばる来たぜアフリカへ

午前0時、ゲートが開く前に成田出発組も合わさって集合。添乗員はいかにも体力のありそうな、健康でさわやかな感じの男。やっぱりアフリカともなると女性の添乗員は来ないようだ。

次に乗るヨハネスブルク行きはB747で、満員の乗客を乗せて1時20分に出発。8時間待ちの後はインド洋越えの12時間にも及ぶフライト。夜中というのに機内で２回も食事を出された。座ったまま体を動かさずに食い物だけ与えられていると、気分はすっかりブロイラー。おまけに西への飛行はなかなか時間が進まず、いつまで経っても暗いので疲れもたまってほとほとうんざりだ。
それでも経由地モーリシャスを出しばらくすると待望の夜明けが訪れ、元気が戻ってくる。そして7時20分、（日本時間14時20分）ヨハネスブルク空港に着陸。遥かアフリカ大陸の地に最初の一歩を踏み出した。

南アフリカ入国手続きを済ませ、両替をする。10000円が615ランドというレートで、手にした札には人物の代わりにゾウやライオンなどの動物が描かれていて珍しい。
それから国内線に乗り換えてもう2時間、３回目の飛行機でケープタウンへ。やっと長い長い移動が終わった。

ようやくこれから観光が始まり、まずバスでケープタウンの背後にそびえる世界一有名な裏山（？）テーブルマウンテンへ。ところがこの地域は冬の今が雨のシーズンだ。予想していた通り低い雲がどんより垂れ込んで、小雨がぱらつき山には霧がかかり、登れない。仕方なく市内をバスで一回りするが、この国の都市は治安の悪化が深刻ゆえ、日曜日の市内は人類が滅亡してしまったかのように静まり返っている。至る所にヨーロッパ調の風格ある建物があって面白そうなのだが、出歩くわけにもいかず悔しい。早期の治安回復を祈るのみ。