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どんよりと低い雲が垂れ込み、時折小雨も降る肌寒い天気の中、イルクーツク市内観光にでかける。ガイドはユーリヤという若い女性（ブリヤートとの混血。普通のロシア人みたいに背が高くなく、親しみやすい。）で、ロシアでの観光はずっと彼女と一緒に行動する。イルクーツクの市街は帝政時代の建物がそのまま残り、品格を損なう看板もなく、とても静かなたたずまいがすばらしい。
その後、ホテル前をとうとうと流れるアンガラ川を眺め、車で市街を離れてタイガと湿原が続く道を突っ走る。北海道をはるかに巨大化したような風景だ。16時前にバイカル湖畔のホテルに到着。部屋に入るとトランプをしながらウオッカのジュース割りを飲んでくつろいだ。
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