疲れがたまっているので今朝はゆっくりして、9時頃起床。シンダグマ広場周辺はいかにも首都らしいどっしりとした建物が並んでいる。その南のプラカ地区は細い路地が入り組み、旧市街らしい風情がある。たくさんの観光客でごった返し、それ目当てのカフェや土産物屋がひしめいており、あふれる陽光とあいまって華やかな雰囲気である。
　そんな中日曜でも開いている旅行会社を見つけ、水・木曜のミコノスのホテルを予約する。途中、１時間ほど待ってくれといわれたときはほんまに大丈夫かいなと思ったが、１時間後に戻ってくるとちゃんと予約できていた。どんな宿か行ってみないとわからないが、一泊43ユーロと手頃な値段である。

　さて、これで計画通りに行けるめどがたったので、オリンピアを目指すべく、キフィスーバスターミナルへ。しかしオリンピア行きはいい時間のがなく、14時30分発のピルゴス行きに乗る。運賃は18.6ユーロ。このバスターミナルは暑くてゴミゴミしていて、全くEUにいる気がせず、途上国のような雰囲気である。
　それでもバスは冷房付の新しいもので、ペロポニソス半島北岸の、荒々しい山脈が海に迫る海岸に沿って快適に走り、途中１回の休憩をはさみ、4時間でピルゴスに到着した。オリンピア行きはあと1時間来ないとのことなので、今日はここに泊ることにして。適当に歩いて見つけたビジネスホテルのような所に入った。一泊32ユーロ。

　今晩の宿も確保できたことだし、次は夕食を、と出かけたが、この町自体はこぎれいな建物の並ぶ感じのいいところなのに、食堂が全く見当たらない。店といったら服屋ばかりで、たまにカフェがある程度。いいかげん腹がたってきた頃ようやく一軒のレストランを見つけたが、食べたスパゲティーは水くさくてやたら量が多く、最悪だった。

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