 |
 |
昨日のピナクルズに続いて、今日はパースの東、ウェーブロックへのツアーに参加する。こちらは大型の観光バスを利用し、客も白人を中心にかなり多い。運転手兼ガイドの男が案内の放送をしてくれるのだが、私の乏しい英語力ではごく一部しか聞き取れなかった。
市街地を抜けると、窓の外は果てしなく続く麦畑に変り、収穫期に入った麦の穂が黄金色のじゅうたんのように広がっている。我々にとっては感動的な風景だが、オーストラリアではごく平凡な場所ゆえ、止まって観光というようなサービスはない。
ヨークという、ヨーロッパと西部劇を折衷したような家々が面白い歴史的な開拓地で朝食休憩。それからえんえんと走って13時頃ようやくウェーブロックに着き、昼食後アボリジニのガイドに連れられて観光。長さ100mほどの岩の片側がまるで大波のような曲面を形成していてユニークではある。しかし、ピナクルズのように広くはないし、人が多いのと、フレンドリーな蝿や蚊の出迎えもあって、印象は今一歩といったところか。
次にアボリジニの洞窟で、はるかな時間をこえて残された無数の手形を見た後、復路をたどる。行き以上に広大な大地に夕日が沈むと、窓の外には憧れの南天の星座が現れ、私は窓に顔をくっつけて星々に見入った。一方、隣でＫ氏は「腹減った」を連発。ようやく20：30にパースに帰ってくると、一目散に駅北のレストラン街に繰り出して、アジア系の人たちが経営する屋台村のようなところで遅い夕食をとった。
|
|