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目が覚めると、外は一面のベタ曇り。今まで好天続きだっただけに、ちょっと不機嫌になる。
最終日は郊外の港町フリーマントルに行くことに決め、れんが造りのパース駅から２両編成の電車に乗り、30分ほどで到着。沿線には緑が多いとてもゆったりした住宅地が続く。これが本物の林間都市というべきか。さすが土地に余裕のある国は違う。
10時前にフリーマントル駅に着いた頃には、だんだん晴れ間が出てきてほっとする。
始めに海洋博物館で沈没船の大砲や積荷の展示を見た後、旧市街をのんびり観光。パステルカラーに塗られた町家が初夏の日差しを受けて実にきれいで、町全体が20世紀初頭のまま時間が止まったような見事な所である。やがて、歩き疲れたので15時過ぎに電車でパースに帰り、郊外のモンガー湖で当地のシンボルとなっているブラックスワン（黒鳥）を見る。これで今回の観光はおしまい。
そして夕方はみやげ物を買う。ありがたいことに今日は金曜、店が遅くまで開いており、スーパーで地元お菓子をゲット。外国土産はその国の製品が一番であるので、私は酒以外は必ずスーパーで買うようにしている。
買い物が終わるとホテルで一休みし、22時、突然打ち上がる花火に見送られるように空港へ。さすがに疲れが出てきて、
猛烈に眠い。
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