ケープポイント(Cape Point)

ケープポイントからの展望。冬の大西洋はやはり寒々しい色をしている。 そして中央に見えるのがあの喜望峰。観光客たちは最果て感にあふれた展望台のある岬をそう思ってしまうが、実はその横にあるあまりパッとしない所こそが本当の喜望峰なのだ。「アフリカ最南西端」の看板がなければここがそうだとはまず気づかない。 それにしても、なぜずっと立派なケープポイントの方ではなく、わざわざその横の小さな突端の方に名前をつけたのだろうか。 （2001.6撮影） 南緯34度21.5分 東経18度29.0分

ケープポイントの頂上にはかつての灯台を利用した展望台があり、小さなケーブルカーに乗って登って行ける。 頂上からの眺めはまさに感動的で、大西洋とインド洋がぶつかる大海原と、背後に続く半島の岩山を一望に望むことができる。 ただしアフリカといえ緯度は大阪と大差なく、年中強風が吹いているので、冬は結構寒い。 惜しむらくは公共交通機関が皆無なので、時間に追われずゆっくり過ごしたい人はレンタカーを借りるしかないことだ。 （2001.6撮影）

ケープ半島の東岸には、アフリカペンギンの生息地、ボルダーズビーチ(Boulders Beach)がある。 季節による増減はあるが、小さな砂浜と背後の茂みでは年中ペンギンの群れが見られ、観察用の木道が整備されているので手軽にペンギンに会うことができる。 大切に保護されているためか人慣れしていて、人間がたくさんおしかけてきても別に気にする様子なくのんびりしているのがいい。 （2001.6撮影）

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