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| フエ市街地の東、見事な水田が続く農村に架かる屋根付きの木造橋、ゴイ・タイン・トアン橋。日本のガイドブックには載っていないが、現地ではそれなりに有名な橋のようで、ツーリスト向けの案内図にも掲載されている。 屋根には龍の装飾、渡り口には漢字の対聯が見られる。中央が高くなった構造や、橋の中央に小さな祠が祀られている所など、ホイアンの有名な来遠橋とよく似た造りで、英語の名称はどちらも「Japanese covered bridge」だが、この橋も日本風と言うより全くの中国風である。 しかし、大挙して押し寄せる観光客で混雑し、下にドブ川が流れるホイアンの橋と、のどか農村の水路に架かるこの橋では情緒が全く違う。あわただしい旅に疲れたら、橋の両側にある板敷きのうえに寝そべり、風に揺れる稲穂を眺めてリラックスするのもいいだろう。 （2005.3 撮影） |
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