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| カオダイ教本部の内部は外観以上に個性の強いもので、天空を模した屋根を支える龍柱、外陣の壁に彫られたたくさんの天眼、聖人の像などの間に原色の飾り物も置かれ、とにかく派手である。 そして、最もインパクトが強いものは何と言っても正面奥、祭壇上に恭しく祀られている一つの目玉が描かれた巨大な球体であろう。 この目玉こそがカオダイ教を象徴する「天眼」であり、信者にとってこれが最も神聖な存在ということになる。 礼拝の時間には原色の服を着用した幹部と白服の一般信者が、この天眼に向かい、音楽に合わせて統率の取れた動きで祈りを行う。 （2010.12 撮影、D） |
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| 祭壇上の天眼。カオダイ教本部は観光客にも開放され、礼拝時間以外は見学可能で写真も撮れるが、さすがに最も神聖な存在であるこの球体には正面から近づくことができず、後ろへ回り込む時に横から見るしかない。まじめに崇拝している信者には失礼な話だが、異教徒から見れば面白いと言うか奇妙と言うほかなく、どうせならこの目が光ったらもっとすごいのになどと勝手な想像をしてしまう。 （2010.12 撮影、D） |
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