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| ベトナム南部、タイニン（Tay Ninh、西寧）にあるカオダイ(Cao Dai、高台）教本部。仏教・道教の他キリスト教など様々な教えを取り込んだカオダイ教の考え方を具現化したように、その建物はキリスト教会の構造をベースにしつつも中国風の装飾で飾られ、非常に個性的なものとなって見る者を圧倒する。 一階の左右の透かし彫りは、「カオダイ」の漢字表記である「高」と「臺」を図案化したもので、最上階の正面にはカオダイ教の象徴である目玉「天眼」が見下ろしている。 また、カオダイ教は「正面」をとても大切にするので、特に礼拝中は何人も本部の正面側に立つことが厳しく禁じられる。 なお、タイニン省とその周辺ではカオダイ教徒が多く、各地に寺院が見られるが、どれもこの本部を小さくしたような独特のスタイルをしているので、移動中でもすぐそれとわかる。 （2010.12 撮影、D） |
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