７日目 2013.2.22（金）
飛行機出発は6：00。ホテルから空港へはシャトルバンを呼んでくれるというので、4：30にチェックアウト、4：00起床と考えて目覚ましをセット。早起きしなければという緊張感から3:30、3:40と続けて目が覚め、もう少しと思ってうとうとすると、突然ベルの音が響いて起こされる。目覚ましがなければそのまま寝過ごしていたかも知れず、こういうことがあるから早朝出発の日は目覚ましのセットが大切だ。
サンフランシスコ行きはDRJ-200という片側二列の小さい機体で、定員が少ないせいか満員。少しずつ明るくなっていく中、左窓に雪をかぶった山脈を見ながら飛行、定刻にサンフランシスコ空港に到着した。
サンフランシスコでの乗継時間が4時間もあるので、退屈。とりあえずメキシコ料理店に入ってみたが、朝食用のメニューに限定されていて、注文したブリトーもあまりうまくない。
それから、この数ヶ月さんざん世話になった親戚のために免税店で土産のチョコレートを買い込んだので、一気に手荷物が増えた。店のレジ係のオッサンは、通勤の電車で隣に座っても全く違和感ない日本人顔なのに、英語しか話せない完全なアメリカ人。やはり日系人の多い土地なのだと実感する。
関空行きの便も満員に近い。これが唯一の関空からのアメリカ本土便となってしまった現状、絶対に無くなってほしくないので、盛況なのはありがたいことだ。
日米間の航空便で秘かな楽しみにしているのが飛行ルートで、太平洋上を飛ぶためバリエーションが多く、季節や向きによってどんな経路を進むのか考えるのも面白い。今回もパーソナルモニターのマップを時々チェックしたが、アメリカ大陸沿岸を北西に進み、アラスカ半島をかすめてベーリング海にさしかかるまでは思ったとおり。ところが、一向に反転して南下を始める気配がなく、何とそのままロシアのカムチャツカ半島上空まで進み、ペトロパブロフスクからオホーツク海を斜めに突っ切って紋別で日本の領空に入るという予想外のルートであった。
冬季の西向きはジェット気流を避けるためできるだけ高緯度を飛ぶことは知っていたが、ロシアに通行料を払ってまで北よりにこだわるとは、それだけ燃料が高騰しているのか。
16：25定刻に関空に到着。窮屈な機内から解放され、入国審査・税関検査を難なく終えて帰りは久しぶりにラピートを利用した。大阪も寒い。それに空気が湿っているので、寒さが体の芯へしみこんでくるような感じがして一層堪える。もっとも、今回の旅行は通常より一日短く、土曜日の帰国にしたので、明日一日ゆっくり休養することにする。
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