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| トゥームストーンの目抜き通り、アレン通りに面するOKコラルは、映画化されて西部開拓時代を象徴する出来事となった銃撃戦の舞台として、この町一番の見どころと言える。 日本では、原題「Gunfight at the O.K. Corral」の映画が「OK牧場の決斗」と訳されたせいで牧場で銃撃戦があったと思われがちである。しかし、コラルとは元々家畜の囲いを差し、ここでは馬や牛をつないで預けるとともに、鞍など馬具や革製品を取り扱う、現在に例えればガソリンスタンド兼整備場兼カー用品店のような施設であった。 現在のOKコラルは銃撃戦のあった場所と再現ショーの入口であるとともに、すぐ横に住んでいた写真家の復元スタジオや各種道具の展示などがある。なお、向かって左側が本来のコラルの建物で、銃撃戦の翌年1882年の大火で消失後再建されたものである。 （2013.2撮影、D） 撮影ガイド ： 正面が南向きで、夏の朝夕以外順光。 |
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| 後に西部劇の名作の題材として取り上げられ、西部開拓史を象徴する出来事として伝えられることとなったOKコラルの銃撃戦、実際にはその裏側、一本北の通りから少し入った写真スタジオの横で行われた。（現在ではコラルの敷地内に含まれている。） 1881年10月26日午後、保安官ワイアット・アープ（Wyatt Earp,1848-1929）は、同じく警官であった兄弟のバージル（Virgil Earp）、モーガン（Morgan Earp）、歯科医師ドク・ホリデイ（John Henry "Doc" Holliday）の助力を得て、ホリデイが滞在していた家の横で、カウボーイズと呼ばれた無法者たちを武装解除するため待ち構えていた。そして両グループが遭遇したところで銃撃戦が始まった。至近距離で四対四の銃撃戦はわずか30秒ほどで終わったが、その結果は一方的なもので、カウボーイズ四人組のうちマクローリー兄弟（Frank McLaury,Tom McLaury）と19歳のビリー・クラントン（Billy Clanton）が射殺され、生き残ったのはすぐ逃走したビリーの兄アイク（Ike Clanton,1847-87）一人であった。対するアープ側に死者はなかったが、バージルとモーガン兄弟が重傷を負い、ホリデイは尻を撃たれ、ワイアット一人だけが無傷で立ち去ったのであった。ただし、カウボーイズのうち二人は非武装であったとも言われている。 この事件は映画の影響で正義の警官たちが治安を乱す無法者を退治したものとされがちだが、実際は個人間の確執に加え、郡の保安官がクラントンらに肩入れしていたことから、治安を握る主導権争い、それに共和・民主両党支持者の対立など複雑な背景が存在していたようである。 現在は目撃証言を元に、銃撃戦開始時点で八人がいた場所にそれぞれの人形が置かれて当時の様子を再現している。 （2013.2撮影、D） |
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