ラスベガス (Las Vegas)

北イタリアの湖畔リゾートをテーマにした、ベラージオ(Bellagio)。1998年に開業したこのホテルはストリップの真ん中、フォーコーナーズと呼ばれる一等地の交差点に位置し、莫大な費用をかけて建てられた高級ホテルである。 　ここを最も有名にしているのが、正面に造られた巨大な池である。コモ湖をイメージしたこの池は約50000�uもの規模を誇り、そこで連日夕方から深夜にかけて噴水ショーが繰り広げられている。この噴水、単に水が吹き上がるだけではなく、毎回変わるBGMに合わせて噴水がリズミカルに動き回るのである。特にライトアップされる夜間は幻想的な雰囲気が漂い、たくさんのギャラリーで賑わっている。無数のショーがあるラスベガスにおいても、無料で見られるものとしては最も評判が高いのも当然といった感がある。 　また、館内の入口付近には大規模な温室があり、季節ごとに咲き誇るたくさんの花や巨大トンボ等のハリボテが目を楽しませる。 （2006.5 撮影）

1999年に開業したパリス(Paris)。その名のとおり花の都パリをイメージしており、正面にあるエッフェル塔は存在感抜群で、タワー上部の展望台からの展望も人気が高い。また、それ以外にも凱旋門やオペラ座といったパリの名所を再現した建物があり、本物よりサイズこそ小さいものの、いずれも精巧に造られていて、夜景はしっとり落ち着いた感じがする。 （2006.5撮影）

フォーコーナーズの少し北にあるミラージ(Mirage)。1989年に建てられたここはテーマホテルの草分け的存在で、万事変化の早いこの街ではもはや老舗と言える。 　このホテルのテーマは南の島で、ストリップと正面玄関の間にヤシの木に囲まれた庭を設け、その一角に造られた滝は時に火山に変わり、噴火のショーが繰り広げられる。 　それはもちろん無料で見られるが、近年行われる間隔が長くなり、時間が合わないとなかなか見られなくなった。私が訪れたときもなかなか噴火してくれず、時間も遅くなったので待ちきれず引き揚げてしまった。 　とはいえ、ミラーガラスの反射を利用して横の壁が写り込む独特のデザインや、「噴火」していない時の涼しげな滝もなかなかの雰囲気があり、十分楽しめる。 （2006.5撮影）

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