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カンペチェ (Campeche) |
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カンペチェ (Campeche) |
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| カンペチェの要塞は海賊の襲撃から街を守るために1686年から建設が始められ、横長の六角形をした城壁が旧市街を囲んでいた。その城壁の正門に当たる二つの門のうち、港の方を向いたが海門(Puerta del mar)である。 近年の埋め立てよって海岸が約200m後退したため、メキシコ湾を間際に望むというわけにはいかなくなったが、海岸の遊歩道まで歩いてすぐたどり着ける。 門の周囲はきれいに修復され、漆喰で整えられた優美なアーチが印象的である。 （2005.12 撮影） |
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| 海門の反対側に設けられた陸門(Puerta de la tierra)。その名のとおり内陸からの出入りに使用され、カンペチェのもう一つの玄関口であった。 この要塞は海賊に対する防御の他、植民地支配に対する先住民の反乱に備える目的もあったため、陸側にも要塞が築かれた。この陸門もかなり頑丈なもので、むしろ海門より堅固な感じさえする。 また、陸側の城壁の外側には濠が設けられていた。現在濠は埋め立てられてちょっとした緑地となっていて、門前に復元された大砲が並べられて雰囲気を出している。 （2005.3撮影） 撮影ガイド：海門は北西向き、陸門はその反対の南東向きである。したがって海門は夏の夕方以外逆光となってしまう。上の写真は内側の旧市街から撮ったものである。陸門は午前中がベストな光線状態になるが、陽が当たる時間が長いので撮りやすい。 |
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| 旧市街を囲んでいた城壁は、海賊の脅威が去った後、近代化の過程で大部分が撤去され、道路に転用された。しかし、要所に設けられた砦は現在も旧市街に７ヶ所、郊外に２ヶ所が残り、現存するカリブ海沿岸の都市防衛施設の好例となっている。 高い壁に囲まれた砦はいかめしさを感じさせる一方、ユカタン半島に多い石灰岩で築かれているため白さがまぶしく、南国らしい明るさも併せ持っている。 （2005.12撮影） |