１日目 （6/8） 無国籍リゾート・サイパン

朝6時に慌ただしく起床し、始発のラピートで関空へ。ここで去年の日食ツアーで一緒だったT氏と1年振りに再開。彼の同僚夫婦と一緒にチェックインして飛行機に乗り込む。
今回利用したJALウェイズは、JALがコストダウンのためにつくった怪しい会社らしく、スチュワーデスは東南アジア人ばかりで、機内食はむちゃくちゃまずい。機体も今時DC10なんかを使っている。いくら短距離便といえ、ちょっと客をなめている感じだ。

サイパンに着いたのは定刻の13:45。有名なリゾート地だから空港も立派だろうと思いきや、拍子抜けするほど粗末で、日本のローカル空港以下。ここで疲れを取る間もなくバスで島内観光に出かける。サイパンの町には英語、日本語、韓国語、中国語の看板が入り乱れ、道行く人々の顔は東南アジアに近く、いったいどの国に来たのかわからない無国籍感が新鮮だ。
サイパンと言えば玉砕の島。島の北端にある山の頂から絶壁に向かって、また切り立った岩から海へと、追いつめられた日本人が飛び込んで行った場所には慰霊碑が並んでいる。それらに参拝した後、時間がないので町に戻り、高速艇に乗り込んでテニアンを目指す。

西日がまぶしい17:50にテニアンへ到着、すぐホテルにチェックインする。のどかな島に似合わない巨大なカジノホテルだ。今回の旅行は相部屋にしていて、どんな人が同室になるか気にしていたが、世界各地を旅していて話好きなセミプロカメラマンだった。夕食はその人とホテルのレストランに行き、、35$もするぼったくり天ぷら定食を食べる。