 |
| 島の南西にあるスーイサイドクリフ(Suicide Cliff)。 1944年7月、サイパン島陥落後、米軍はテニアン島にも押し寄せ、北部に上陸したのち次第に占領地を広げていった。そして一週間の戦闘を経て8月1日、島の南部の崖に追いつめられた日本軍の兵士は投降を拒否して目の前の太平洋に飛び込んだ。 今ではこの高台に、慰霊の碑がたくさん立ち、訪れる者を厳粛な気分にさせる。 この場所から見る海と空はどこまでも濃い青をしており、昔も今も変わらないであろう美しい景色を見ていると、平和な時代に生まれたありがたさがしみじみと感じられる。 （2002.6撮影） |
 |
| テニアン唯一の集落の南側にあるタガビーチ(Taga Beach)。 ここは崖の下に隠れたような小さな砂浜で、上品な雰囲気が漂うテニアン一のビーチである。 海水の透明度はとても高く、底はさんごが砕けてできた白砂だけでできているので、潮の満ち干きにあわせて刻々と変わる海の色は息をのむほど美しい。 夕方になると絶好の夕焼けスポットに早変わりし、地元民がバーベキューをしにやってくる。 なお、タガビーチの南隣にはもっと広いタチョンガビーチ(Tachonga Beach)がる。こちらは駐車場もあってよく整備されており、とても遠浅で水温が高いので、泳ぎが苦手な人でも安心して海水浴ができる。 （2002.6撮影） |
 |
| 島の北東海岸、ハゴイ基地内にあるブローホール（Blow Hole、汐吹き穴）。 隆起さんごの荒々しい海岸が続く一角に、波が打ち寄せるとそれが岩の穴を通じて轟音とともに高く吹き上がる場所がある。 汐吹きの様子は結構迫力があって面白い。 向こうに見えているのはサイパン島だ。 （2002.6撮影） |
北マリアナ編トップへ テニアン島のページへ