 |
 |
| 社会主義時代にブダペスト市内各所に置かれていたプロパガンダ用の銅像やモニュメントを集めて展示する場所が、西部郊外の丘陵地にある。その名はソボルパルク(Szoborpark)。園内には社会主義独特の白々しい力強さをしたさまざまな形の像が点在している。それらの中には、現代人の視点では意味不明なポーズを取っているものもあり、興味深いながらも滑稽な感じさえする。 しかし、まぎれもなくこれらが神聖なものとして扱われ、批判が許されなかった時代がつい20数年ほど前まであったのだ。 上の写真はソ連による解放を記念するソ連兵の像で、言わば衛星国の象徴とも言えるものである。体制が大きく変わった時、こういった旧体制を思い起こさせる物はうち捨てられることが多いのだが、ここハンガリーでは、自分たちの歴史の一こまとして展示していることに好感が持てる。 また、下の写真は突撃する兵士の群像で、社会主義国によく見られた好戦的なテーマの代表的なものである。 （2004.7撮影） |
ハンガリー編トップへ ブダペストのページへ