10日目 2007.9.1(土)
いよいよ帰る日が来てしまった。フライトの出発時刻が早いので、起床は4:40とむちゃくちゃ早い。寝不足の頭で忘れ物がないか確認し、5時過ぎにまだ真っ暗で静まり返った街中へ歩き出す。
そしてターミナルからタクシーに乗り、高速道路を約20分で空港に到着。チェックイン後、みやげ物を買って出発ロビーの椅子に座って待っていると、6:45になって太陽が昇ってくるのが見えた。今日もいい天気のようだ。
香港までの機内はほほ満員。8時前に出発した飛行機は、離陸後四時間かかってようやくダーウィンでオーストラリアを離れる。やはり大陸は大きいと実感。香港に着いたのは現地時刻の15:30。時差を入れて10時間弱のフライトが終わった。
香港では雲が多いものの、空気の透明度がとても高く、山々の木々までくっきりと見える。いつ行っても霞がかかっている中国で、こんな澄んだ空気になることがあることにびっくりした。
トランジットの手続きをして大阪への便の搭乗口まで来ると、当然回りは日本人だらけで、「あー、帰ってきたなー」という気持ちになる。この便には「ビジネス」というより「商売」という言葉がぴったりな感じのオッサン達がたくさん乗っており、いかにも大阪行きらしい雰囲気であった。
そして21時過ぎに関空に降り立ち、ついに旅行が終わった。税関を抜けてターミナルビルから外へ出ると、ムワっとした蒸し暑さに包まれる。だが、長い間乾燥の激しい所にいたせいで皮膚が傷んでしまったので、この湿気がありがたく感じる。
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