１日目 2007.8.23(木)
夕方の出発なので昼まで仕事。旅行中の引継ぎ等をバタバタと済ませる。いつも職場を空けてすまないと思いながらも、旅行だけはどうしても譲れない。
帰宅して最後の荷物チェックをしてからひげを剃り、シャワーを浴びて14:45にマンションを出る。昨日までの夏空と打って変わり、今日は朝方まで激しい雷雨があり、止んでからもずっとどんよりと曇っている。もう夏も終わりが近いようだ。名残りのクマゼミの声に送られながら15時上本町発のバスに乗り、45分で関空に到着。
空港の店で事前に買いそびれた耳栓とSDカードを買い、両替をする。オーストラリアドル(AUD)への両替レートは、なんと1$=103.85円もする。長い間1$=80円台だったのに、本当に円が安くなってしまったものだ。
平日なので空港内はすいていたが、出国審査場もガラガラであった。
今回手配した航空券はキャセイパシフィックの香港経由。B777-200はほぼ満員で、日本人が一番多いが白人も結構乗っている。
機内食は牛肉の煮込み入りご飯。関空で調理・積込しているはずだが、なぜか米は長粒種。味は特に問題ないが、あまり飲み物を持ってこないのが不満。
座席はまたもや主翼の横で、いつ乗っても同じような所に座っているような気がする。格安航空券だとこの位置に割り当てられてしまうのか。
出発は18:45で、鹿児島から台北上空を経て現地時間20:40に香港に到着した。
香港の空港は、新しいのに中が薄暗く、天井が低いので関空のような開放感に欠ける。しかし関空など問題にならないほど便が豊富で、22〜23時台にもひっきりなしに各地へのフライトが出ていて驚く。案内表示にはパリ、ロサンゼルス、バンクーバーなどの他、ナイロビの文字も見える。アフリカへの便がなくなってしまった関空から見ればうらやましい限りだ。
待ち時間は三時間ほどだが、その間することがなく本当に退屈。しかも冷房が効きすぎていて、寒くてたまらない。
ようやくブリズベン行きの搭乗が始まったので列に並ぶ。なぜか日本人の若い女性が異様に多い。どうやらどこかの女子大の団体がいるようだ。大学で修学旅行でもあるまいし、何のイベントなのだろうか。
こちらの便はA330を使用。機内は満員に近いが、なぜか私の隣は三つ続いて空いている。直前にキャンセルでも出たのか、おかげでずいぶん気楽に座れる。
出発は23:40、それぞれ現地時間の0:40にマニラ、4:15にマルク諸島付近の赤道を通過し、8:00頃カーペンタリア湾の最奥部でオーストラリア大陸にさしかかる。そしてブリズベン到着が9:50。しかしなぜか機体が停まってからもなかなかドアが開かず、20分ぐらい待たされる。長時間のフライトの後、とにかく早く外へ出て解放されたい時に待たされるのは本当につらい。
|
