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| グレートオーシャンロードの白眉、ポートキャンベル国立公園の中で最も多くの観光客を惹きつける十二使徒(12 Apostles)。 ポートキャンベルの町の東約10km、平らな台地が突然切り立った断崖となって終わり、はるか南極まで続くサザンオーシャンが始まるスケールの大きい風景自体が素晴らしいものだが、そこに波の浸食によって大陸から切り離された岩の群れが並び立つ様子は筆舌に尽くしがたい壮観な眺めである。 南緯38度40.24分 東経143度06.44分 （2010.3 撮影） |
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| 遊歩道は奇岩地帯の真ん中近くの半島に設けられ、東西どちら側を見ても果てしなく続く断崖と点在する奇岩が楽しめる。晴れた日には大空と海洋の青、黄色っぽい石灰岩、漂う雲と寄せる波の白のコントラストが実に鮮やかで見ていて飽きない。とりわけ遊歩道の途中から西に並ぶ「使徒」たちを望むこのアングルは、グレートオーシャンロードを代表する風景として本やパンフレットに必ずと言っていいほど使われている。 ところが、古い写真と今の風景を見比べると、すぐに強い違和感が感じられることだろう。それは2005年に一番手前にあった岩が浸食のため崩落したためで、よりによって最も遊歩道から近い「使徒」が消えてしまったせいで、以前よりずいぶんしまりのない感じになったのが本当に惜しい。 （2010.3 撮影） 撮影ガイド：午前・午後どちらも順光で撮れるアングルがあるが、有名なアングルは午前の早い時間帯がよい。なお、切り立った断崖は南南西向きなので、崖自体は夏の午後遅い時間帯しか順光にならない。 |
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