 |
| 南大東島の中央部のやや西より、最も低くなっている一帯には、沖縄最大の淡水湖である大池はじめ、淡水の池が散在している。環礁だった頃の名残であるこれらの池の周りには、本来海辺に生えるマングローブやアダン等がびっしりと生い茂り、一部が天然記念物に指定されている貴重な存在である。 池を巡るにはカヌーに乗るのがちょうどよい。集落のショップで申し込めば、店の主人と一緒に水路を抜けて権蔵池という池まで漕いでいく。カヌーからは水面に近い目線で池の様子を観察できてとても面白い。私にとってはカヌー初挑戦だったが、池には波もなく、流れもないので初心者には最適である。 また、川の全くないこの島では、池は貴重な農業用水であり、至る所でポンプでくみ上げているのを見かける。特に使用量が増加する夏場は、底から海水が流入して少し塩分濃度が上がるとのことである。 |
（2005.7撮影） |
| 南大東島トップ | 国内旅行 |