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| 2001年6月21日、見ること三回目にして初めて撮影できた皆既日食の写真。 私はとくに専用の機材を持っているわけではなく、300mmの望遠レンズと三脚だけで撮った単純なものだが、それでも自分自身が撮影できた写真だけに、喜びもひとしおだ。 肉眼では、太陽の背後に広がる淡いコロナの様子が、流れるような線形までよくわかるのに対し、写真では内部コロナと外部コロナの輝度に差がありすぎて、見た通りに再現するのは不可能なのだ。ラチチュードの広いネガフィルムであってもやはり無理。人間の目がいかに優れたものかを思い知らせれる。 ところが、最近のＩＴ技術の進歩により、シャッター速度を変えて写した数枚の画像を特殊な方法で合成して、肉眼で見たものに近い画像をつくりあげることが可能になり、上級者の間でこの手法が一般的になっている。 2001.6.21 15:09 撮影 ISO100ネガカラー使用・F5.6・1/30s 撮影地 ザンビア・ルサカ 南緯15度25.5分 東経28度13.0分 |
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