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| 皆既日食になるか金環になるかは、地球と月の距離が大きく影響してくる。（もちろん太陽からの距離も関係するが） 月が近い時は、月の見かけ上の大きさ（視直径）が太陽のそれを上回り、太陽の全部を隠して皆既となる。そしてその差が大きいほど皆既の継続時間は長いものになる。 反対に太陽の視直径の方が大きい時は、月の影は太陽全体を隠すことができず、周囲は欠け残る金環食となる。金環食の場合、その差が大きいほど金環は太くなり、金環継続時間は長くなる。 今回の日食は両者の視直径があまり変わらないため、太陽の約99%が欠ける非常に細い金環が見られた。その代わり継続時間が短く、わずか30秒しかなかった。 見た感想では、例え99%欠けても、皆既と比べれば断然明るく、フィルターなしでは眩しくて観測できなかった。画像を見ればわかるように、欠けかたが面白いけれども部分日食と同じものである。太陽の力を改めて思い知らせれた気がする。 2002.6.11 08:11 撮影 ISO100カラーリバーサル使用 撮影地 北マリアナ連邦 テニアン島 |
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