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ボロブドゥール寺院 (Borobudur) |
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ボロブドゥール寺院 (Borobudur) |
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| ４段目の回廊から最後の階段を登ってアーチをくぐると、それまでの狭い急斜面から開けた空間へと光景は劇的に変化する。 無色界を表すこの区画には仏像が安置された釣鐘形のストゥーパが林立している。 ここにも工夫がこらされており、ストゥーパの窓が外側の２層はひし形、一番内側の層は正方形になっている。これは不安定な心が悟りによって安定するさまを象徴しているという。そして中央にそびえ立つ巨大ストゥーパには窓が全くない。これは悟りを得た無の世界を象徴している。このように、寺院のどの部分も仏教の教義と関連つけられている点も、ボロブドゥールが世界に名をとどろかせている理由の一つではないだろうか。 本当に天上界にやってきたような厳粛な気分になれる、不思議な空間だ。 （2001.8 撮影） |
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| ボロブドゥールのてっぺんからは、林立するストゥーパの向こうに広がる緑豊かな田園地帯や遠くの山々の眺めもよい。 （2001.8撮影） |