パース、フリーマントル

(Perth/Fremantle)

　オーストラリア大陸の西側三分の一を占める広大な西オーストラリア州。この州の大部分は砂漠や原野が占め、人口密度は1人以下という閑散とした場所である。その南西部に位置する州都パースの近くには他に都市らしい都市が全くないことから、「世界一孤立した都市」の異名がある。
　またパースは中心部には高層ビルが建ち並んでいる大都会ながら、清潔感あふれる落ち着いた雰囲気で公園も多く環境にも恵まれている。
　都心を巡回する無料バスも運行されるなど、市内ならば電車やバスも充実しているし、「世界一住みやすい都市」とも言われている。

　パースの西郊外に位置するフリーマントルはインド洋に面した港町で、1829年からイギリス人によって開かれて以来パースの外港の役割を果たしてきた。
　ここの旧市街は20世紀初頭の建築が大切に保存され、100年前に戻ったようなノスタルジックな空気が流れる場所である。見所としては難破船やその積荷を展示する海洋博物館や昔の刑務所などがあり、この街の歴史に触れられる。
　パースからは電車で30分と近いので、手ごろな行楽地として国内外の観光客で賑わっている。

規模　　　★★★★☆
活気　　　 ★★★☆☆
居心地　　★★★★★
観光名所　★★☆☆☆
交通の便　★★★★☆
一口コメント：気候がよく、落ち着いた高級感のある街に滞在したい人におすすめ。