岸和田市 大正３(1914)年４月１日開業 駅舎の向き ： 南西（午後順光） 駅前広場 ： 正面側は狭い道に直接面する。側面にわずかなスペースあり。

駅自体は、相対式ホームのみの一般的な私鉄の駅で、普通電車しか停まらない小駅なのだが、蛸地蔵という一風変わった駅名は、なかなか忘れられないインパクトがある。 この名の由来は、かつて岸和田城に紀州勢の大軍が攻め寄せてきて、あわや落城の危機というとき、突然海中から大入道が現れ、従えた無数の蛸とともに紀州勢を撃退して城を救ったところ、実は大入道は地蔵の化身だったという伝説に基づくものである。 上り線側の駅舎には、そのモチーフが再現されたステンドグラスが設けられており、洒落た洋風の駅舎自体とともに、個性豊かな南海の駅の中でも特に必見の逸品である。 岸和田城下町散策には、ぜひ当駅を起点または終点にしたいものだ。 ※　駅舎内のステンドグラスはこちら

個人的おすすめ度・・・★★★ 　（この駅に訪れるために旅行する値打ちあり） 　2008.4 撮影