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| 東近江市（旧八日市市） 大正２(1913)年12月29日開業 駅舎の向き ： 北北西（夏の夕方のみ順光） 駅前広場 ： 袋小路の行き止まりに駅がある。広場はない。 |
| 近江鉄道八日市線の前身、湖南鉄道により開業した駅。その後近江鉄道に合併し、戦後に本線の八日市駅までの路線が開通した。両駅が至近距離にあり、かつ線路が不自然な急カーブを描いているのはそういう歴史があるためである。 当駅はもともとターミナルとして開業したため、驚くほど立派な駅舎が建っている。緑色に塗られた木造二階建ての洋風駅舎は、随所にモダンな装飾が残り、開業当時の意気込みが感じられる。今では寂れた無人駅となり、二階部分は全く利用されておらず、自動販売機を除けば時代が止まったような気配が漂っている。 地方私鉄の駅であるからか、あまり知名度はないものの、間違いなく全国有数の風情ある駅舎れあることは間違いない。 相当老朽化が進んでいて今後予断を許さないが、ぜひ重要文化財級の駅舎がいつまでも大切に利用されることを願う。 なお、当駅の駅舎はかなり北寄りを向いているので、夏至前後の夕方しか正面に陽が当たらない。しかも駅舎のすぐ手前に民家が接しており、時刻があまり遅くなって太陽高度が下がるとその影が駅舎にかかってしまう。撮影者泣かせの駅である。 ※ 駅舎玄関付近のアップはこちら。 |
| 個人的おすすめ度・・・★★★ （この駅に訪れるために旅行する値打ちあり） 2008.7 撮影 |
