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| 大阪市浪速区 明治33(1900)年９月３日開業 駅舎の向き ： 北 （終日逆光） 駅前広場 ： 広い道路に直接面している。広場なし。 |
| 南海高野線の起点駅。開業以来100年以上の歴史を誇るターミナルだが、高野線電車の発着が難波駅に移って以降は閑散化し、今では都会の片隅で忘れられたような存在になってしまった。千日前通と新なにわ筋、交通量の激しい幹線道路の交差点にぽつんと建つモルタル駅舎は、周囲の喧騒とは無縁で暇を持て余している状態である。 駅舎の中は薄暗く、「スルッと関西」導入時に設置された新しい改札機を除けば時間が止まったような気持ちになる。壁面には昭和30年代の沿線案内図が風化に任せた状態で放置されているのが、一層わびしさをかもし出している。 最近、阪神悲願の難波延長が実現し、当駅に隣接した地下に駅が設けられたが、駅名も工事中仮称の「汐見橋」ではなく、地下鉄に合わせて「桜川」とされるなど、同業者にも見捨てられる有様である。もっとも、終日30分に1本しか便のない駅など、事情の知らない客が来ればかえって混乱するだろうから、やむを得ない措置だとも言えよう。 |
| 個人的おすすめ度・・・★★ （この駅に訪れるために寄り道する価値あり） 2009.6 撮影 |
