三木市 大正6(1917)年1月23日開業 平成20(2008)年３月廃止

三木鉄道の終着駅で、唯一の有人駅であった。播州鉄道→播丹鉄道→国鉄三木線という経歴を経て、昭和60年から第三セクターで地元の足として活躍してきた当線だが、神戸とは反対方向へ向かううえ、転換後20年あまりの間に女性や高齢者のマイカーへのシフトが急速に進んでいったことも利用者の減少につながり、営業努力も空しく廃止の憂き目にあった。 駅舎は、町の表玄関として賑わっていた頃の面影をそのまま残す堂々たるもので、玄関の軒瓦などに風格を感じられた。列車が走らなくなり、抜け殻となってしまったこの駅舎は今のところ残っているが、ここに鉄道が存在した記念碑的なものとして、末永く残してほしいものである。 　2007.7 撮影 ※　駅舎玄関付近のアップはこちら