両国駅 (総武本線)

両国駅舎
東京都墨田区
明治37(1904)年4月5日開業
駅舎の向き : 西(午後順光)
駅前広場 : 有料駐車場となっている。
両国駅は総武本線のターミナルとして、房総方面へ向かう列車が発着して賑わったのだが、昭和47年に東京へ向かう地下線が開通してその役割を東京駅に譲ることとなった。その後もわずかな列車が出入りしていたものの、いつの間にかそれも消滅し、今では各駅停車が停まるだけの中間駅になってしまった。
ターミナルだった当時の繁栄を伝える堂々とした駅舎はその実質を失い、一時寂れるに任せていたが、最近では店舗として利用され、往時の繁栄を静かに物語っている。

両国という地名は、駅の西を流れる隅田川がかつて武蔵・下総国境であったことによる。したがって駅のあるところは下総の国というわけだが、近世に江戸市街地が隅田川を越えて東方に拡大してきたために、江戸市中に組み込まれていったのである。
 個人的おすすめ度・・・★★
 (この駅に訪れるために寄り道する価値あり)
 2007.8 撮影


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