旧楡木駅 （東武日光線）

鹿沼市（旧鹿沼市） 昭和４(1929)年４月１日開業 平成19(2007)年改築のため取り壊し

東武日光線に多く残っていた良質の木造駅舎の一つ。 当駅も近隣の駅舎と同様解体されてしまった。 駅舎内部に簡易改札機がすでに設置されていながらも、あえて解体したところを見ても、SF化が本当の理由でないことが推察できる。 おそらくは駅舎の維持費用をケチったためと、地震や火事で駅利用者に被害が及んだ時の責任逃れではないだろうか。 屋根からひょっこり顔を出した煙突と、駅舎前の地面にへばりつくように植わっているカイズカイブキの株が印象的な駅舎が見られなくなったのは残念である。 　2007.2 撮影