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| 日高市 昭和15(1940)年7月22日開業 平成16(2004)年改築のため解体 |
| 貴賓室が設けられていたことで有名な駅。左側の扉がその入口であるが、戦後は皇族が訪れることもなくなり、貴賓室は使われなくなった。 駅前広場はかなり広く、列車の発着時以外は静かで武蔵野情緒を味わうのにちょうどいい駅であった。また、駅前には開業時に植えられたとみられる桜の木がたくさんあり、花の季節はさぞ見事なものだっただろう。 当駅は利用客増に橋上化されたので、路線廃止などと違って鉄道全体としてとらえれば喜ばしいことなのだが、実際の駅業務は橋上で行うにしても、例えば出入り口に待合室や地元自治体・町会の広報スペースとしての機能を持たせたランドマークとして残すなど、一工夫欲しかった。この付近は、都区内のように隙間もないほど住宅が密集しているわけでもなく、土地に余裕が見うけられるだけに余計惜しい。 |
