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| 長野市（旧長野市） 大正15(1926)年６月28日開業 平成24(2012)年改築のため取り壊し |
| 農業地帯にある駅で、地方私鉄有数の通勤路線である長野線にありながらも古い木造駅舎が最近まで残っていた。昔ながらの板張りのままの壁が素晴らしく、事務室の窓からニョキっと伸びる煙突、時代がかった駅名板も古き良き時代を偲ばせてくれたのだが、別に無人化や橋上化されたわけでもないのにいつの間にか取り壊されてしまった。 当駅を出た下り列車は千曲川に架かる長大な村山橋を渡る。この橋は国道406号線と共用するトラス橋で、珍しい道路・鉄道併用橋として知られていた。南側の道路と北側の鉄道は独立した橋脚・桁を持ち、上部のトラスのみ共用で運転上の安全性は確保されていたが、自動車の増加によりこの橋がボトルネックとなったため架け替えられ、まず平成20(2008)年に片側二車線の道路橋が完成し、旧橋はしばらく鉄道専用で使用されたがこちらも翌年新橋に移行した。この新橋も、北側のトラスが線路と道路の東行車線の併用橋となっているのが特筆すべきである。 2011.10 撮影 |
