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| 新潟県東蒲原郡阿賀町（旧津川町） 大正２(1913)年６月１日開業 平成21(2009)年改築のため取り壊し |
| 阿賀野川の舟運の拠点として発展した町の駅。新潟県の東端東蒲原郡は会津地域との関係が深く、明治19年までは福島県に所属していた歴史もある。 切り立った峡谷をとうとうと流れる阿賀野川や、それを見下ろすようにぽつんとそびえる麒麟山など、風光明媚な土地である。 旧駅舎は若干改装されながらも、玄関ファサードの三角形と赤いトタン屋根が印象的な落ち着いた建物で、亜幹線の拠点駅らしいものであったが、解体されてしまった。狐の嫁入りなどの行事や恵まれた自然を活かして観光に力を入れている土地だけに、レトロな駅舎も活用できそうだっただけに、もったいない。もっとも、豪雪地帯ゆえにこれ以上駅舎が持たなかったのかも知れないが・・・。 新駅舎は白壁、土蔵風の造りで、一応意匠に工夫しているのが評価できるが、旧駅舎に比べると狭く、風格に欠ける。 2004.8 撮影 |
