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| 浜松市（旧引佐郡三ケ日町） 昭和11(1936)年12月１日開業 駅舎の向き ： 東南東（朝順光） 駅前広場 ： 国道に直に面している。広場なし。 |
| 二俣線から転換した天竜浜名湖鉄道の駅。この路線は、第三セクター化後改築されたり、店舗化されて外観が変わったりした駅舎が多いが、当駅はそのような変化がなく、木造駅舎がそのまま残っている。 そして、当駅は築堤上のホームと入口の間に高低差があるため、二階建てのような一風変わったつくりをしている点で、線内随一の面白い駅である。正面玄関から見た一階部分には狭い入口があるだけで、すぐに学校の階段のような折れ曲がった階段を昇るようになっている。そして階段を上がったところに待合室とホームへの入口が設けられているのだ。外側から見えている大きな窓は、待合室のものである。 ここでも惜しいのは、外観が真っ白に塗られてあまり特徴が目立たなくなっていることだ。昭和50年代の写真を見ると、二階の白壁と一階の板張りの壁の違いがはっきりわかり、より風格と味わいが感じられた。また、待合室も今より大きかったのか、大窓は左端まで続いていた。それに大して内部はあまり手を加えられておらず、特に階段付近などは一瞬時間の流れを忘れさせてくれる。 |
| 個人的おすすめ度・・・★★ （この駅に訪れるために寄り道する価値あり） 2009.9 撮影 |
