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| 富山市（旧富山市） 昭和6(1931)年11月7日開業 平成23(2011)年改築のため取り壊し |
| 富山市東部の住宅地にある駅だけに利用者もかなり多く、地鉄線内で五指に入るほどの賑わいを誇る。 旧駅舎は木造モルタルのわりと大きなもので、古い民家のような外観であった。くすんだ壁や瓦屋根は懐かしさ一杯の、素晴らしい駅舎と言えるものだった。 しかし、老朽化のため惜しくも取り壊されてしまった。新駅舎は以前より小型になったものの、やはり瓦屋根の民家調で、内部には木材が多用されている。 その点ではまだまともな部類に入ると言えるのだが、失礼ながら富山地鉄は積極的に駅舎改築を進めるほどの余裕はなく、かと言って廃止の危機に瀕しているほどでもないため、古い駅舎は当分安泰だろうと思っていた。 ところが、最近ゆっくりとしたペースだが、当駅のように改築されるところが出始めた。日本最後の駅舎天国地鉄線の状況も、決して楽観視できないのだ。 2006.3 撮影 |
